【ブックレビュー】『ゴチャついた頭をスッキリ整理!iPhone純正メモ活用術』西出光一郎 (著)
Appleのメモアプリ(以降、「メモ」)をiPhoneで使う時のtipsを中心に、著者は何を「メモ」にアウトプットしているかについて、書かれています。
メモの使用用途は、「追い出し・記録・着想」の三つ。
いつも持ち歩くiPhoneの「メモ」を活用することでメモを習慣化し、アイデアの創出につなげます。
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著者について
西出光一郎
出版社などを経て、2011年にライター・フォトグラファーとして独立。
独立後は業務で積極的にデジタルツールを使用し、効率的に仕事を進める。
デジタルツールを使ったライフハック・ワークハックを紹介するブログ『Far From Here』を運営。
なぜこの本を読もうと思ったのか?
以前、Macでの「メモ」の使い方について書かれている、こちらの本を読みました。
Macでの「メモ」の使い方を知ることができてよかったのですが、自分はMacよりも iPhoneで「メモ」を使うことが多いし‥、とも思っていました。
同じ著者が、iPhoneでの「メモ」の使い方について執筆されたので、読んでみました。
主な本の内容
いつでも手元にあることが重要
この本では、iPhoneでの「メモ」の使い方と活用法を紹介しています。
著者は、システム手帳やトラベラーズノートなど、いろいろな紙の手帳を使ってきた上で、iPhoneを使ったメモの習慣が継続しているそうです。
「手帳をいつでも持ち歩く」よりも、「いつでも持ち歩くものにメモ機能がある」方が圧倒的に習慣化しやすいとのこと。
そこで、いつも持ち歩くiPhoneの「メモ」を活用するのです。
確かに、「いつでも」「どこでも」メモするには、電車の中で立った状態でも「メモ」に書き込めるiPhoneが便利。
紙のメモやノートはテーブルがないと圧倒的に書きにくいですから。
具体的な操作方法
この本では、iPhoneの「メモ」の具体的な操作方法が多く紹介されています。
スクリーンショットが多くて、操作がわかりやすくなっています。
本を読みながら実際にiPhoneで試してみると、理解しやすいです。
タップの仕方でテキストの選択範囲が変わるのは、この本を読んで初めて知りました。
著者は「クイックメモ」を推しています。
タグとスマートフォルダを使えば、効率よくメモを管理できると思いました。
共有機能
共有機能を使ってグループで「メモ」を共有することができます。
僕は旅行や住まいに関する情報を、家族で共有しています。
旅行では、電車の時刻表や座席、ホテルの予約内容、立ち寄りたい施設の営業時間などを、家族で一つの「メモ」に書き込んでいくと、旅のしおりが出来上がります。
旅行中や旅行後に、その「メモ」に写真を貼っていくと、振り返りやすくなります。
検索
検索は便利な機能だが、あらかじめ検索を意識したキーワードやタグを入れておくと使いやすい、とのこと。
「メモ」で書類・テキストをスキャンすることもできます。
「追い出し・記録・着想」
メモの使用用途を「追い出し・記録・着想」の三つに分け、「メモ」の活用法を紹介しています。
「追い出し」
思考を外へ出して、頭をスッキリさせます。
心配事や難題を思いついたときには、その都度、紙へ書き出してしまうのです。
「記録」
日々のことを書き留めておきます。
記録という行為に、は自己管理の意識を高める効果があります。
例えば、五行日記を書くことでも日々を改善できます。
フォルダとタグでメモを分類できますが、分類せずに、まずはともかく保存します。
「着想」
保存した情報を元に、アイデアを作ります。
アイデアはゼロから生み出すのではなく、「複数の要素を組み合わせる」という意識が大切です。
気になったこと
見出しのフォントサイズが本文よりも小さく見える気がするので、本文よりも大きく見えるようにしてもらえると違和感がなくなるかも、と思いました。
また、「メモ」に貼った写真に矢印や丸囲みを入れることもできるので、そういった機能もあるよとだけ、少し紹介があってもよかったかも。
ただ、著者がこの本で一番伝えたいことは、「メモ」を「追い出し・記録・着想」に使ってアイデアを生み出すことだと思うので、そこに関係しない機能については、あえて書かれなかったのだと思います。
これからやりたいこと
「メモ」を使って、インプット→アウトプットのサイクルをもっと増やしたいと思います。
まとめ
いつも持ち歩くiPhoneの「メモ」を活用することで、メモを習慣化してアイデアを創出します。
メモの使用用途は、「追い出し・記録・着想」の三つ。
「追い出し」→思考を外へ出して頭をスッキリさせる
「記録」→日々のことを書き留め充実させる
「着想」→アイデアを捕まえて形にする
iPhoneの「メモ」をもっと活用すると共に、紙にペンで書くことも続けたいと思いました。
紙のノート:書きながら考える
デジタルノート:情報を整理する、残す
といった使い分けかな、とぼんやり考えています。
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こちらからは以上です。