小動物用ホイール(回し車)の回転数を計測するメーター取り付け方法
ハリネズミさんなど小動物用のホイールに、回転数を計るメーターを取り付けました。
用意するものは、ホイールとサイクルコンピュータ、穴あけの道具、結束バンドです。
ハリネズミやハムスター、リスなどホイールを回すのが好きな小動物を飼育している方、メーターを取り付けると面白いですよ。
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ホイールに回転数を計るメーターを取り付ける
ホイールを回すことが好きな小動物を飼っていると、何回くらい回したのか知りたくなります。
ハリネズミのポンデさんもよくホイールを回しているのですが、ハリネズミさんは一晩に何m走るのか気になります。
だったら測ってみよう、ということでホイールに回転数を計るメーターを取り付けることにしました。
メーターを取り付けるために用意するもの
- ホイール → 今回はSANKO サイレントホイール フラット30 を使いました。
- サイクルコンピュータ → 例えば、「キャットアイ(CAT EYE) サイクルコンピュータ VELO9 CC-VL820 有線式」 など
今回はコストを優先して有線式のサイクルコンピュータを使いましたが、もちろん無線式でも大丈夫です。
- ホイールに穴をあけるための道具(キリやドリルのようなもの)
メーカーの製品情報ページ
- ホイール → 三晃商会WEBページ
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サイクルコンピュータ → コンピュータ | 製品情報 | CATEYE(キャットアイ)
メーターの取り付け手順
注意! 今回の作業では、ホイールの側面に穴を開けていますが、その際にホイールを破損する場合もあるかもしれません。
もし試される場合は、あくまでも自己責任でお願いします。
(1) サイレントホイールのフレームに、サイクルコンピュータのセンサーを結束バンドで取り付けます。
結束バンドは、ダイソーなどの100均で購入できます。
(2) (1)でフレームに取り付けたセンサーの横を通過する位置を確認し、その位置でホイールの側面に印をつけておきます。
(3) (2)で印をつけた位置でホイールの側面に穴を開けます。
穴を開けるときはリューター(小型の電動ドリル)を使いました。
無い場合はキリでも穴が開くと思いますので、キリで穴を開けてやすりなどで広げます。
多分、これらの工具は100均でも手に入るのではないでしょうか。
穴の大きさは、サイクルコンピュータのマグネットのねじ部がギリギリ入らないくらいの、小さめの穴にしておきます。
(4) (3)で開けたホイールの穴に、サイクルコンピュータのマグネットのねじ部をねじ込んで取り付けます。
ねじ部を穴にあててみながら少しずつ穴を大きくして、マグネットを動かないようにきっちりとねじ込んで固定します。
僕はリーマーを使って穴の大きさを調整しました。
万が一、穴が大きくなりすぎてゆるい場合は、接着剤かパテみたいなもので固定すれば大丈夫だと思います。
(5) ホイールを組み立てて、設置します。
ホイールを軸に取り付ける時は、軸の凹部にホイールの凸部がしっかりはまるように注意します。
サイクルコンピュータの設定
距離を算出するため、サイクルコンピュータの説明書に従い初期設定を行います。
- ホイールの周長を測定します。(おおよそ91cmくらいだと思います。)
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サイクルコンピュータで91cmは短すぎてそのまま設定できないので、ホイール周長の2倍(今回は182cm)で設定し、読み取る時に2分の1にします。(2kmとメーターに表示されると、実際は1km走ったことになります。)
これで回転数と距離が測定できるようになりました。
ホイールの交換も必要
長期間ホイールを使用していると、ホイールにひびが入ったりします。
ハリネズミさんが怪我をするといけないので、ひびが入ったホイールを交換し、マグネットを付け替えます。
測定結果
ホイールを回すのが好きなポンデさんは、実測値で平均して一晩に600mくらい走っています。
体長25cmとすると600mは2400倍。
身長160cmの人に換算すると、2400倍は3840m。
ということで人間に換算すると、平均して1日に4kmくらいのジョギングをしている感じでしょうか。
ハリネズミ以外にもハムスターやリスなど、ホイールを回すのが好きな小動物を飼育している方、メーターを取り付けると面白いですよ。
ホイールを回すハリネズミさんはかわいい
ポンデさんがホイールを回している様子の24秒の動画です。
かわいい…
À bientôt!(またね!)