【レビュー】PILOTの万年筆『カスタムヘリテイジ92』に満足する理由とは
PILOTの万年筆『カスタムヘリテイジ92』は、スケルトンボディとスクリュー式インキ吸入機構(回転吸入機構)が特徴の万年筆です。
サイズ:最大径φ 14.7mm 全長 137mm
重さ:21g(インキを吸入した状態で測定)
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見た目に楽しいスケルトンボディ
スケルトンボディなので、インキの残量がパッと見て分かります。
また、吸入したインキの色がボディの一部になるので、いつもインキの色を楽しむことができます。
インキの色を楽しむのは万年筆の醍醐味の一つです。
今はストーリアの青インキを入れていますが、ちょっと紫色っぼく見えます。
インキの吸入量が多い回転吸入機構
回転吸入機構を採用した、本格タイプと言われる万年筆になります。
インクカートリッジやコンバータ(インク吸入器)は使えません。
回転吸入機構はインキの吸入量が多く、約1.2mL入ります。
インクカートリッジやコンバータの吸入量の多くは1.0mLよりも少ないので、これらよりも多くインキが入る点がメリットです。
インキを入れるときは、ボディ後部の尾栓を回すことで、ペン先からインキを吸い上げます。
気持ちいいキャップの操作感
ねじが切ってあるキャップは、スルスルとスムーズに回転して開け閉めできます。
キャップをボディ後部にはめる感触も滑らかで気持ちいいです。
ペン先の材質以外にも、このような使っているときの滑らかさに値段の差がでてきます。
1万円以上の国産万年筆を選ぶと、「いいモノ感」が味わえると思います。
「しなる」14kのやわらかなペン先
ペン先の字幅は、細字(F)、中細字(FM)、中字(M)、太字(B)の4種類があります。
細い線が好きなので、細字(F)を使っています。
5mm方眼のノートに線を書いて、ボールペンと線幅を比較してみました。
上がゲルインキボールペンのサラサクリップ0.5mm、下がカスタムヘリテイジ92(F)です。
このくらいの太さだと、3mm方眼の測量野帳でも使うことができます。
また、14kのペン先なので、やわらかい「しなり」を楽しめます。
書き味は滑らかで、インクフロー(インクの出かた)も潤沢です。
なので、ペン先がスムーズに紙の上を滑っていきます。
しなりがあるので、文字に強弱のニュアンスをつけやすいです。
まとめ
PILOTの万年筆「カスタムヘリテイジ92」は、スケルトンボディと回転吸入機構が特徴の、本格タイプの万年筆です。
ペン先は14kでやわらかいしなりがあり、書き味は滑らかです。
滑らかな使い心地でいいモノ感が味わえる万年筆です。
À bientôt!(またね!)
Kai
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