ボールペン4C芯(替芯)互換インクの選び方
「4C芯」と一般的に呼ばれるボールペンの替芯(リフィル)があります。
多くのメーカーから4C芯互換の替芯が出ていますので、4C芯に関する情報をまとめてみました。
ベストバランスでオススメなのは、パイロットのアクロインキです。
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ボールペンのインクは交換可能
ボールペンのインクが無くなったとき、多くの場合替芯(リフィル)があるのをご存知ですか?
この替芯、規格に沿って作られていると、他社製品との互換性があります。
メーカーはオススメしませんが、自分で好みの本体に好みのインクを入れるのも、なかなか楽しいものです。
そんな替芯の中でも有名なのは、4C芯ではないでしょうか。
4C芯って何?
4C芯は、長さ67mm、外径2.3mmの細く短い芯で、金属製のさやにインクが収まっています。
4C芯は、JIS規格が定める[D型]として規格化された替芯です。
D型規格リフィルとも呼ばれます。
ゼブラのD型芯に近い芯の品番が4Cであることから、D型の互換性のある芯が「4C芯」と呼ばれるようになったようです。
しかし、実際にはゼブラの4Cは独自規格で、最大径が2.4mmとJIS規格とは異なるもの、というのがややこしいですね。
ゼブラの4C芯を使う場合は要注意です。
多色・多機能筆記具(マルチペン)や、ショートペンの多くに対応するのが4C芯タイプの替芯です。
4C芯を使うと、マルチペンの本体軸を細くすることができ、ショートペンも可能になります。
難点はインク量が少ないことと、インク残量がわからないことです。
各社の4C芯
各社の4C芯を日本のメーカーを中心にまとめてみました。
価格、入手しやすさ、使いやすさなどと、僕の好みで評価してあります。
満点は★★★です。
■三菱鉛筆
なんと言ってもジェットストリームインクが使えます。
難点はジェットストリームインクがお高いことと、緑がないことです。
超・低摩擦ジェットストリームインク ★★☆
SXR-200-05 (本体価格 ¥200)ボール径0.5 黒・赤・青
SXR-200-07 (本体価格 ¥200)ボール径0.7 黒・赤・青
https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/refill_jet.html
油性ボールペン ★☆☆
SE-7 (本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤・青
https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/refill_oil_based.html
■パイロット
アクロインキはジェットストリームインクに負けないくらい滑らかです。
値段もジェットストリームインクより安いですし、ボール径0.7では緑も選べます。
ぬらぬら書きたい人のために、ボール径1.0があるのもポイント。
ゲルインキは芯の軸径がφ2.4mmと0.1mm大きいので、注意しましょう。
また、ゲルインキは減るのが早い(個人的な感想)です。
油性ボールペン替芯 アクロインキ ★★★
全長:67mm 最大径:φ2.3mm
BRFS-10EF-(B・R・L)(本体価格 ¥100)ボール径0.5 黒・赤・青
BRFS-10F-(B・R・L・G)(本体価格 ¥100)ボール径0.7 黒・赤・青・緑
BRFS-10M-(B)(本体価格 ¥100)ボール径1.0 黒
https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/spare/oil_based/brfs-10/
油性ボールペン替え芯 ★☆☆
全長:67mm 最大径:φ2.3mm
BRF-8EF-(B)(本体価格 ¥80)ボール径0.5 黒
BRF-8F-(B・R・L・G)(本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤・青・緑
BRF-8M-(B)(本体価格 ¥80)ボール径1.0 黒
ゲルインキボールペン替芯 ☆☆☆
全長:67mm 最大径:φ2.4mm
LHRF-20C4-(B・R・L)(本体価格 ¥200)ボール径0.4 黒・赤・青
https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/spare/gel_ink/refill9/
■ゼブラ
ゼブラは芯の軸径がφ2.4mmと0.1mm大きいので、ゼブラ以外の本体に使うのは、オススメできません。
ゼブラ以外のメーカーの本体にゼブラ芯を使った場合、芯を差し込む側の径が広がってしまい、ゼブラ以外の4C芯を使うと抜けてしまうことがあるそうです。
しかし、水性顔料インクの色のバリエーションは魅力的です。
また、全長が67mmよりも長いものがあるので、本体からの飛び出しが気になるかもしれません。
油性染料インク ☆☆☆
全長:67mm 最大径:φ2.4mm
4C-0.4芯(本体価格 ¥100)ボール径0.4 黒
4C-0.5芯(本体価格 ¥80)ボール径0.5 黒
4C-0.7芯(本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤・青・緑
4C-1.0芯(本体価格 ¥80)ボール径1.0 黒・赤・青・緑
https://www.zebra.co.jp/pro/listkaesin_yuseiball.html
水性顔料インク ★☆☆
全長:67.2mm 最大径:φ2.4mm
JSB-0.4芯(本体価格 ¥160)ボール径0.4 ブラック・ロイヤルブルー・カーマインレッド・エメラルドグリーン・ブルーブラック
JSB-0.5芯(本体価格 ¥160)ボール径0.5 ブラック・ロイヤルブルー・カーマインレッド・エメラルドグリーン・ブルーブラック
https://www.zebra.co.jp/pro/listkaesin_jelball.html#jsb_04
エマルジョンインク(油性と水性を混合) ☆☆☆
全長:67.4mm 最大径:φ2.4mm
ESB-0.5芯(本体価格 ¥160)ボール径0.5 黒・赤・青・緑
ESB-0.7芯(本体価格 ¥160)ボール径0.7 黒・赤・青・緑
https://www.zebra.co.jp/pro/listkaesin_emulsion.html#esb_05
■OHTO(オート)
OHTOの特徴は、低粘度(サラサラ)のソフトインクと、切削型ニードルチップです。
特に、先の細いニードルチップが選べるのは(多分)OHTOだけです。
全長:67.3mm 最大径:φ2.3mm
★☆☆
R-4C5NP(本体価格 ¥80)ボール径0.5 黒
R-4C7NP(本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤・青
■プラチナ
全長:67mm
☆☆☆
BSP-100S(本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤
■ぺんてる
☆☆☆
KFS5(本体価格 ¥100)ボール径0.5 黒
KFS7(本体価格 ¥100)ボール径0.7 黒・赤・青
https://www.pentel.co.jp/products/refill/oilbased-ballpointpens/
■トンボ
全長:67mm 最大径:φ2.3mm
☆☆☆
BR-VS(本体価格 ¥80)ボール径0.7 黒・赤
BR-VLE33(本体価格 ¥200)ボール径0.5 黒 超低粘(とってもサラサラ)インク
https://www.tombow.com/product-refill/oil-based/
■セーラー
セーラーのボールペンの書き味、個人的には好みなんです。
油性ボールペン ★☆☆
全長:67mm 最大径:φ2.3mm
18-0103-120(本体価格 ¥100)ボール径0.5 黒
18-0103-220(本体価格 ¥100)ボール径0.7 黒
18-0103-230(本体価格 ¥100)ボール径0.7 赤
18-0103-240(本体価格 ¥100)ボール径0.7 青
18-0103-620(本体価格 ¥100)ボール径1.0 黒
■LAMY
油性ボールペン ☆☆☆
LM21BK (Black)(本体価格 ¥400)
LM21BL (Blue)(本体価格 ¥400)
LM21RD (Red)(本体価格 ¥400)
LM21GN (Green)(本体価格 ¥400)
【参考】油性・水性・ゲルインクの違いは何か
油性・水性・ゲルインクの特徴については、以下のページにまとめてありました。
https://www.mpuni.co.jp/customer/ans_15.html
4C芯だと僕のオススメは油性インクです。
ベストのインクを求めて沼にはまる
好みの書き味・太さ・色・コストを求めて、ボールペンのインク沼にはまってみるのも楽しいですよ。
ベストバランスでオススメなのが、パイロットのアクロインキです。
超サラサラがお好みならば、三菱ジェットストリームがオススメ。
こちらからは以上です。