フォルクスワーゲン(VW) up! 5速ASGトランスミッション(2ペダルMT)が気持ちいい
up!のマイナーチェンジ後は、5速ASGトランスミッション(2ペダルMT)がとてもスムーズになっています。
シフトチェンジのタイミングに合わせてアクセルペダルを少し戻してやると、よりスムーズに運転できます。
MTモードとATモードの2つの走り方が楽しめます。
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ASGについて
フォルクスワーゲン(VW) up! には、5速ASGトランスミッションが搭載されています。
このASGは、VWご自慢のツインクラッチのDSGとは異なり、ロボタイズドMT(マニュアルトランスミッション)や2ペダルMTとも呼ばれている、シングルクラッチの変速機になります。
DSGと比べ構造が簡単,小型、軽量、安価、メンテナンス容易、などのメリットがあります。
デメリットとしては、変速時に駆動トルクが途切れる時間が生じてしまいます。
構造的にはMTですが、自動で変速してくれるので、AT(オートマティックトランスミッション)限定免許でも運転可能です。
MTをロボットが変速してくれる仕組みなので、車から伝わる駆動力を伝達する感じはMTと同じです。
また、ATモード(車におまかせ変速)とMTモード(自分で変速)で使うことができます。
クリープ現象はないので、ブレーキを離しても動きません。
ATモードについて
2017年4月のup!マイナーチェンジ前は、ATモードでの変速ショックが大きかったそうですが、マイナーチェンジ後はとてもスムーズになっています。
とはいえ、シフトチェンジのタイミングに合わせてアクセルを少し戻してやると、よりスムーズに運転できます。
このタイミングがピタリと合うと、とても気持ちがいいのです。
ATモードは、すぐに高いギアを選ぶ(2,000rpm以上回さない)制御になっています。
なので、加速時には短時間に1→2→3→4と頻繁に変速することになり、変速タイミングに合わせたアクセルペダルの操作がとても難しいです。
また、高いギアを選びがちなので、下り坂ではギアの選択に注意し、MTモードに変えて低いギアを選び、エンジンブレーキを効かすようにします。
なお、勾配が微妙に変わる上り坂では、ギアの選択に迷ってる様子がうかがえます。
MTモードについて
ASGはシーケンシャルシフトのようにシフトレバーを前後に動かして変速し、押してアップ(例えば1→2)、引いてダウン(例えば3→2)となります。
パドルシフトは付いていませんが、軽い力でシフトレバーを操作できます。
クラッチペダルを操作しないだけで、シフトレバーとアクセルペダルのタイミングの合わせ方などは、普通のMTと同じ感覚です。
MTに乗ったことのある人のほうが、アクセルペダルを戻すタイミングを掴みやすいでしょう。
ATモードは2,000rpm以上回さずにシフトアップしていきますが、MTモードは自分でシフトタイミングを決められるので、ATモードよりはるかにアクセルペダルをコントロールしやすいです。
また、これまでの通常MTと同じタイミングで変速できるので、運転のリズムが掴みやすいです。
MTモードでは、通常MTに近い感覚で運転を楽しむことができます。
運転全般について
微低速でのアクセルコントロールが難しいです。
特に、やや上りのバック(後進)でのスピードコントロールが困難。
クラッチをコントロールするように、アクセルペダルを微妙に操作する感覚が必要です。
半クラッチの領域が苦手そうな感じです。
なお、前進後進共に、ときどき動き出しにもたつきを感じることがあります。
僕は左足でブレーキペダルを操作するのですが、ブレーキペダルとアクセルペダルを同時に踏むと、動かなくなるようです。
まとめ
結果、気に入っています。
20年くらい前に2ペダルMTに乗ったときは、絶対に普通のMTの方が良いと思いましたが、今ならこれもありだと思うほど、劇的に進化しています。
MTモードでキビキビ走っても良し、ATモードで楽して走っても良しと、2つの走り方が楽しめます。
AT限定免許でも、MTに近い感覚が楽しめるのではないでしょうか。
ただ、ずっとMTに乗ってきた僕は、MTモードが好きですね。
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こちらからは以上です。
Kai
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