フォルクスワーゲン(VW) up! の変速機「ASG」を3年使ってみてわかったこと

フォルクスワーゲン(VW) up!のトランスミッション「ASG」は、ATモードでもMTモードでも、変速時にアクセルを少し戻すとスムーズに運転できます。

発進時にスムーズに加速したい場合と、勾配のある道路は、MTモードを使った方が快適です。

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ASGって何?

ASGは自動で変速を行うシングルクラッチの変速機に対する、フォルクスワーゲン(VW)での呼称です。

以下、自動で変速を行うシングルクラッチの変速機をASGと呼ぶことにします。

ツインクラッチの変速機であるDSGとは構造が異なります。

ASGは、ロボタイズドMT(マニュアルトランスミッション)や2ペダルMTとも呼ばれています。

ASGは2ペダル

AT(オートマティックトランスミッション)を軽量・安価・簡素に作れるのがメリット。

デメリットは、ATに比べて変速時に車体の動きがギクシャクすること。

機構的にはMTですが、ロボットが自動で変速してくれるので、AT限定免許でも運転可能。

クリープ現象は生じないので、ブレーキを離しても動きません。

トルコンATしか乗ったことがない場合、ATモードでも最初は違和感があるかも。

ヒルホルダー機能があるので、上り坂で停車時にブレーキから足を離しても自動的にブレーキをかけ、発進時にクルマが下がりません。

ATモードとMTモード

up!のASGには、自動で変速するATモードと、手動で変速するMTモードがあります

MTモードだと、運転している感覚は通常のMTにかなり近く感じます。

変速時のシフトショックも小さく、基本的に変速機としてのASGのできは、いいと思います。

軽量、安価、簡素にATモードを実現しているのが素晴らしい。

変速機の構造はMT(マニュアルトランスミッション)なので、ATモードでもMTのつもりで運転すると快適です。

つまり、ATモードでもMTモードでも、シフトタイミングに合わせてアクセルを少し戻すことを心がけることで、車体のギクシャクを無くすことができ、快適に運転できます。

以下、ATモードでの感想

発進加速

2,000rpm以上回さないため、引っぱらないで、すぐにシフトアップします。

そのため、アクセルもすぐに戻す必要があります。

なので、ATモードだと停止から発進時の伸びが無く、もたついた感じになります。

MTモードで3,000rpmくらいまで引っぱってやると、流れに乗りやすくなります。

シフトタイミング

1→2と2→3のシフトタイミングは、エンジン音などで割とわかりやすいので、そのタイミングに合わせてアクセルを戻します。

しかし、3→4へのシフトタイミングが掴み辛いので、アクセルを戻すタイミングを逃しがちです。

3→4だとATモードでも車体のギクシャクは小さいですが、それでもアクセルは戻したほうが快適。

上り坂

上り坂の途中で勾配が変わる場合、ギアの選択を迷い、シフトチェンジを繰り返すことがあります。

MTモードにしたほうが、頻繁なシフトチェンジもなく快適。

下り坂

自動でシフトダウンして積極的にエンジンブレーキを使うことはありません。

長い下り坂はMTモードでシフトダウンして、エンジンブレーキを使うようにします。

まとめ

ASGはATモードでもMTモードでも、変速時にはアクセルを少し戻すとスムーズに運転できます。

MTの運転経験がある人は、馴染みやすいです。

発進時にスムーズに加速したい場合と、勾配のある道路は、MTモードを使った方が快適。

渋滞した道路では、ATモードでも不満は無いです。

場面に応じてMTモードとATモードを使い分けるといいです。

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Kai

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