機械式腕時計の魅力と弱点
機械式腕時計も使いたい
最近はチープカシオ(チプカシ)を使うことが多かったので、機械式腕時計を使うのはお休みしていました。
しばらくデジタルを使っていたので、久しぶりにアナログ(針)の機械式腕時計が使いたくなり、引っ張り出しました。
定期的なオーバーホール(OH)が必要
機械式腕時計は、3〜5年に1度のOHが必要となります。
主な目的は、部品の洗浄と、軸受部の油の補充です。
前回のOHから時間が経っていたので、使用前にOHに出すことにしました。
今回は、自動巻と手巻きの2本をOHに出しました。
自動巻と手巻きの違い
機械式腕時計の動力源は、ぜんまいが戻ろうとする力なので、ぜんまいを巻き上げる必要があります。
自動巻は腕に付けていると、腕の動きで時計の中のローターという部品が回転し、自動的にぜんまいが巻かれます。
手巻きは文字通り、1日1回手でぜんまいを巻き上げます。
自動巻のほうが部品点数が増えるので、厚く、重く、高価になりがちです。
OHにかかる期間と費用
OHには4〜5週間くらいかかります。
費用の目安は、自動巻は3万円くらい、手巻きは2万円ほどになります。
スウォッチやG-SHOCKなどの新品が1本買えてしまいますね。
ロレックスなどの高額な腕時計は、OH費用もさらに高額になります。
機械式腕時計の維持にはお金がかかります。
また、仕上がりと費用は、OHを依頼した時計屋さん次第です。
機械式腕時計の魅力
そもそも、機械部品の組み合わせで時間を知ることができる点に驚きです。
さらに、手でぜんまいを巻き上げる気持ちよさもあります。
秒針のゆったりした連続的な動きも、見ていて楽しめます。
機械式腕時計の弱点
機械式腕時計は、OH後の良い状態でも、1週間で30〜40秒程度の誤差が生じます。
精度ではチプカシにとうていかないません。
また、デスクワークが多い現代では、腕の動きが少なく、自動巻では巻き上げ不足になることがあります。
そのため、自動巻は常に腕に付けて動かしていなければ、というプレッシャーを感じることもあります。
なお、衝撃に弱いので、スポーツをする時などは、外したほうが無難です。
それでも機械式が好き
手間と維持費がかかり、気を使い、精度もチプカシに劣る機械式腕時計ですが、秒針の動きを見ていると癒されます。
また、OHしながら30年も使っていると、さすがに愛着がわきます。
À bientôt!(またね!)
Kai
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