VW Polo 試乗レビュー|多機能=高性能? 1週間で見えた実力と弱点

フォルクスワーゲン(VW) Polo TSI Active(以下、Polo)を1週間ほどお借りして乗ってみた感想をまとめてみました。

あくまで素人の個人的な感想としてお読みください。

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車検整備中にPoloを代車としてお借りした

high up!(以下、up!)が車検整備で入庫している間、代車としてPoloをお借りすることができました。

Poloをまとまった期間運転する機会をいただき、ありがたかったです。

Polo TSI Activeってどんな車かを調べる

とりあえず、サイズ、重量、最小回転半径を確認しようとPoloのサイトをチェック。

https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/polo.html

が、主要装備・諸元表を見るのに、いちいちPDFをダウンロードさせられるので面倒。

紙のカタログを廃止したのだから、もっと簡単に情報を見られるようにして欲しいと思いました。

ちなみに、デジタルカタログも見にくいと思います。

いろいろな車種のカタログを並べて見比べることもできません。

紙のカタログはコストがかかるでしょうが、デジタルのカタログよりも購買意欲は高まるかも。

Polo TSI Active

Polo TSI Activeの主要諸元

4ドア 7速DSG 右ハンドル

全長/全幅/全高/ホイールベース mm:4,085×1,750×1,450×2,550

トレッド前/後 mm:1,520/1,500

車両重量 kg:1,160

乗車定員 名:5

最小回転半径 m:5.1

燃料消費率
JC08モード km/ ℓ:19.1
WLTCモード km/ ℓ:17.1

エンジン:直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ)

総排気量 cc:999

圧縮比:11.4

最高出力(ネット値) kW (PS)/rpm:70 (95)/5,000-5,500

最大トルク(ネット値) Nm (kgm)/rpm:175 (17.9)/1,600-3,500

燃料タンク容量 L:40

使用燃料:無鉛プレミアム

トランスミッション:自動7段(前進)1段(後退)

フロントサスペンション/リヤサスペンション:マクファーソンストラット(スタビライザー付)/トレーリングアーム

フロントブレーキ/リヤブレーキ:ベンチレーテッドディスク/ドラム

使用タイヤサイズ:185/65 R15

Polo TSI Active

up!と比較したレビュー

主にup!と比較した感想をまとめてみます。

直列3気筒1Lターボエンジンのパワーは十分だと感じました。

排気量はup!と同じですが、ターボが付いているのでパワーは上ですし、ターボラグも感じられず。

ツインクラッチのDSGのシフトチェンジはスムーズで、シフトアップ時にアクセルを戻さなくてもギクシャクしません。

ATモードのスムーズさでは、シングルクラッチのup!は全く歯が立ちません。

小さいパドルを使ってパドルシフトもしてみましたが、パドルシフトをする良さや楽しさがあまり感じられなかったです。

DSGはATモードが優秀なので、オートで十分な気がします。

パドルシフトを積極的に使いたいのは、エンジンブレーキを効かせたい時ですね。

up!はMTモードの方が格段に走りやすく感じるので、ここは大きな違い。

ただし、駆動系全体のダイレクト感は、なんとなくup!が上に感じます。

Poloの一直線なシフトゲートは、感覚的にどのポジションに入っているのか、わかりにくい。

その点、up!は前進と後退が左右のゲートに分かれており、「シフトレバーを引いて後退」というのが直感的に使いやすいのです。

特に、駐車時のような前進と後退を繰り返す場合には安全だと思います。

Poloはクリープ現象がありました。(up!はクリープ現象なし)

ATモードでエンジンを2,000回転以上回さないのは、Poloもup!も同じです。

ロックするとドアミラーが収納されるのは便利。(up!は手動)

また、リバースに入れると助手席側のドアミラーが下向きになるのは嬉しい装備。

ただ、車庫入れの時に何度か切り返しをすると、その度にミラーがパタパタと上下するので、メカに負担がかかりそうで心配になります。

Poloはワイパーがビビらないのでよかったです。

up!のワイパーはビビリがひどくて、すぐにBOSCH製のワイパーに変えました。

気になったところ

車内のドアの取手の位置がドアの前方(ヒンジに近い位置)にあって、開け閉めする時にドアが重く、大きな力が必要です。

取手を写真を撮っておけばよかったのですが、撮るのを忘れてしまいました。

up!は自然に手を伸ばした位置に取手がありますが、Poloは手をかなり前方に伸ばさないと取手に届きません。

取手が遠く、開け閉めに力も必要なので、乗り降りが不便で仕方ありません。

また、ハザードのスイッチが遠いのも気になりました。

up!はステアリングのすぐそばにハザードスイッチがあります。

Poloのハザードスイッチは中央の大きなモニタに完全に押し出されて、助手席側の遠い位置になっています。

車内のエンタメに全く興味がないので、まずは使いやすい位置にハザードスイッチを置いて欲しいです。

安全よりもエンタメを優先している気がしてしまいます。

カーナビと交通情報を聞くラジオが使いやすければ、それでいいのですが。

また、offにしておいても、エンジンを始動するたびにラジオがonになるのもイライラします。

雨の日はドアミラーに水滴が付いて、ものすごく見えにくくなります。(up!も同じ)

例えばドアミラーの形状を変えるなどで対策できないのでしょうか。

インパネ内のメーターの角度が体格に合わないので、下向きすぎで見にくく感じました。

慣れていないだけかもしれませんが、モニタに映し出されるメータは、なんか情報をつかみにくい気がしたので、物理的な針のメータが好きです。

up!に装備されているシートヒーターが無かったのは残念。

タッチスイッチが使いにくいです。

また、空調の操作性が悪いです。

運転席側と助手席側で、設定温度の上げ下げスイッチの位置が異なるのも、僕には意味がわかりません。(上げるスイッチが運転席側は右下、助手席側は右上)

遠いハザードスイッチと使いにくい空調スイッチ

慣れの問題と言われればそうなのかもしれませんが、初見で使えない機能は好きではありません。

ステアリングのスイッチは全く使わなかった

まとめ

Poloはエンジンや駆動系など、動く機械としては進歩していると思いました。

乗り心地もよかったです。

しかし、運転席から見るもの触るものは全て感覚的に合わないので、気持ち悪いし使いにくく感じました。

気配りのつもりで設計されたのかもしれませんが、僕には余計なおせっかいに感じられます。

「機能が増える=付加価値」なのか、考えさせられました。

同時にシンプルなup!の良さも再確認しました。(所有している車なので、もちろん贔屓目で見ています。)

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volkswagen high up!ってこんな車

こちらからは以上です。

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